派遣会社には、派遣社員が求人募集から自由に選んで派遣先を決める仕組みのものと、能力に基いて仕事の紹介を受けられる仕組みのものとがあります。
マッチングを受けられるという点で紹介制度のある派遣会社の方が魅力的にも思えますが、このタイプの会社で働いているとリスクが無いというわけでもありません。派遣会社が自分の能力を正確に把握しておらず、能力に見合わない仕事ばかりを紹介されてしまう可能性もあるのです。現場に出てもレベルが高すぎて要求に応えられず苦悩したり、逆にやる気がでないほどのルーチン仕事ばかりだったりというケースでは、ストレスばかりが発生することになるでしょう。

紹介を受けて適職で働けるかどうかは、派遣会社スタッフの優秀さと、抱えている求人の豊富さが大きな影響を受けます。もし自分に合わない仕事ばかりをすすめてくる場合は、諦めて他の派遣会社を選んだ方が賢明です。入社してからストレスチェックを受けられる機会があれば、転職すべきかどうかが判断しやすくなります。ストレスを抱え込んでいるようであれば、合っていない仕事と言えるでしょう。
派遣社員として働き始める人にとって、初期にストレスチェックを受けられるのはメリットになります。ストレスチェックが行われる時期は派遣会社によって異なるので、それに合わせて登録するのも賢明です。派遣社員として自分に合った仕事を紹介してもらえるようにするという意識を持った上で、ストレスに対して気を払うようにしましょう。