会社に勤めている正社員だけでなく、アルバイトや派遣社員も同じように、心身ともに健康に留意しながら働くことが大切です。
ストレスチェックでは、現在働いている職場環境でストレスが過度に溜まっていないかをチェックすることができます。もしストレスが過度に溜まっている状態が確認されたら、事業所側は必要に応じて措置を行わなければいけません。ただし、派遣社員の場合は所定の条件が明記されています。それは、1年以上の雇用が約束されている、あるいは、更新により1年以上の雇用が確定しているかが条件です。

ストレスチェックにより高いストレスを感じていると出た人に対しては、まず医師による面接を行います。その後、事業所側は医師の具体的な意見に耳を傾けて、その意見を参考にしつつ、現在働いている部署の変更や作業の配置転換、そして就業時間の短縮などを必要に応じて行う必要があります。
派遣社員の場合は、派遣先とうまく連携をとりながら適切な措置を行っていかなければいけません。その際は派遣先の同意も必要となってくるので、場合によっては派遣先の就業場所等を変更しなくてはならない状況になることもあります。
ストレスチェックはうつ病などの重い症状になる前に、本人の心身の状態を確認して、事前に対処していく取り組みです。ですから、ただ心身の状態を確認するような、形だけのストレスチェックを行うのではなく、業務の種類にかかわらず働いている人のことをしっかりと考え、その後の措置を行っていかなければいけません。