不景気によって終身雇用制が適用されにくくなりつつある現代の日本では、ひとつの職場や業種に囚われず、さまざまな場所で活躍する派遣社員が増加しつつあります。
契約期間が過ぎれば人間関係や雇用関係をリセットすることができるという派遣社員という働き方は、必然的に同じメンバーで仕事をする時間が派遣先の正社員より少なくなります。合わない仕事内容・仕事場で働くことによるストレスや、長期にわたる上司からのパワハラ、社内の派閥抗争などに悩まされる機会を減らすことができるというメリットがあります。しかし同時に、何度も何度も人間関係を一から構築していかなければいけないという側面も併せ持っているのです。人間関係の形成は社会で生きる上で必要な事項ですが、人間の精神に大きな負荷をかけます。
そんな中、派遣社員のストレスチェックが注目を集めています。ストレスチェックは、「ストレスがどれ位溜まっているのか」を客観的に見るための、アンケート形式のチェックリストです。「仕事を時間内に終わらせられるか」「職場内での意見食い違いはあるか」などといった業務的なものから、「食欲がない」「眠れているか」「動機や息切れがする」などという間接的なものまで、正確にストレス量を把握するためさまざまな観点からの質問が設けられています。
ストレスは、命にかかわる精神的疾患の原因になり得ります。きちんとこまめにストレスチェックを受け、健康的に働くことを心掛けましょう。
現在派遣という働き方をしているのであれば、是非こちらのサイト【派遣社員のストレスチェック】も参考にしてみてください。